大阪の街を自然に、時には交通の流れをリードしながら、今から65年も前に生産されたナックルヘッドを走らせてオーナーはやって来た。
喜多賢司さんは上手に、そしてとても〝粋〟にハンド・シフトの旧車を乗りこなす。「現行モデルは誰にでも乗れるけれど旧車は特別な感じはあります。自分にしか乗りこなせないという(笑)」。もともと’46年式のULに乗っていた彼だが、1年前に「船場」を訪れた時、この45年式のELを見て完全にひと目ぼれ。結局購入し、いまや3台を所有する根っからの旧車好きだ。「いつかは乗りたいと思っていたナックル。サイドバルブとはトルクがぜんぜん違って、おもしろいですよ~!」 |