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 1台のチョッパーに宿る、リアルな“当時のアメリカンスピリッツ”

船場に新たに入荷したド派手なチョッパー。これは'69年に作られた、正真正銘の“当時モノ”です。でも「オリジナルの旧車専門の船場が何故チョッパー?」と思われるかも知れません。実はそこにはこんな理由が・・・。
「僕(岡田学)は1975年、19歳で単身渡米し、LAのダウンタウンにほど近いマッカーサーパークの安アパートに住みつきました。そこはメキシコからの移民が多いところで、若いメキシカンギャングが多かった。つまり“筋金入りのワル”だらけの街でした。車で少し走ればハリウッドです。しかし、今のような平和な街ではなく、当時は夜になるとまさに“不法地帯”でした。ハリウッドブルバードにある小さなハンバーガーショップの前には、いつでもロングフォークのチョッパーが3~4台止まっていました。そして、190センチを超える体にカーリーヘアー、大きなサングラス、オープンシャツに黒のレザーベスト、ベルボトムのジーンズにウエスタンブーツといった、手の付けられない荒くれ者の黒人たちがウロウロ・・・。でも、それがメチャクチャ格好良かったんです。ハリウッドブルバードを数台で走る時もよそ見せず、まっすぐ前を向いたまま。僕が初めて見たチョッパーはここなので、どうしてもチョッパー=ロングフォークのイメージがあります。
ハリウッドの丘を北へ越えるとバンナイズ、シャーマンオークス、カノガパーク、ベンチュラ・・・。でもこの辺りで黒人が乗るチョッパーは見たことがありません。白人ばかりのアウトローが、お決まりのジーンズベストとジーンズにブーツ。汚くてダサかった・・・。当時のカリフォルニアには、手の付けられないアウトローM/Cがいくつもありました。'60~'70年代、伝統的な価値観への反逆であり、その行為が一つの自己表現の方法だったように思います。ケネディ大統領暗殺、ベトナム戦争、ヒッピー、ロック、酒、ドラッグ・・・。それをカタチにしたものがまさにこのチョッパーで、当時に作られたからこそ意義があると思うんです。ロングフォーク、これも僕が好きな'30、'40年代のハーレーと同じくアメリカの文化、カルチャーです。今回入荷したチョッパーは、僕に昔を思い出させてくれる特別な1台なんです。」

 
(左)ロングフォークに長いシーシバーがお約束。
悪魔の尻尾のようなデザインのシーシバーがアクセント。この位置から見ると、ハンドルのキツい絞り角や、驚くほどスリムな車体がよくわかる。
 
(右)“パネリング”で装飾した'48年代のフレーム。
フレームはネックの角度を変更した他、パネリングと呼ばれる技法で装飾が施されている。ダウンチューブに装着されたバーはハイウェイペグだ。
 
 
驚くほどに長いロングガーダーフォーク。
長いガーダーフォークにインベーダー製ホイールを装備。ブレーキをかけたらフォークが折れるので(?)ブレーキはナシ!
 
       

何ともいえないペイントが'70年代を思わせる。
ドラッグの幻覚にも見えてくるサイケデリックなペイント。こういったたデザインが当時のチョッパーに多く見られたという。

 

メーターは小ぶりなモノに交換。
スポーツスタータイプの小ぶりなタンクを使っているため、スピードメーターはJAMMER製のモノをハンドルに装備している。

 

ステップボードはシンプルなペグに交換。
当時のビッグツインはステップボード仕様だが、それを撤去してスプーンのようなペグを採用。当時流行したカタチだ。

 

大きく手前に引かれたプルバックハンドル。
ドッグボーンライザーを介して装着されているハンドルは、グリップ部分をグッと絞り込んだ、チョッパーらしい形状だ。

 

エンジンは'60年製から流用。
当時のチョッパーは基本的に部品を“寄せ集めて”作られたという。このチョッパーは'48年のフレームに'60年のエンジンを流用している。
  

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